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経筒石びつ付出土地
 
メモ
経筒石びつ付出土地

   所在地:石岡市嘉良寿理

 経筒とは経典を入れた筒のことで、これが花崗岩製の石櫃の中に納められた形で出土しました(昭和38年)
 経筒を埋める風習は末法思想によるもので、平安時代以降に盛んに行われました。鎌倉時代以降は、極楽往生・現世利益を祈願するものへと変化して全国各地で作られるようになりました。

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経筒 石櫃付

   県指定有形文化財(考古資料))
   指定年月日:昭和42年11月

 経筒は高さ約12cmで、側面に「大永三年甲州高屋住道善・小聖善貞」と刻まれており、大永三年(1523)に、現在の山梨県に住んでいた道善等が納めたことがわかります。
( 登録No.115/08.12.01 )