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丸山古墳
 
メモ
丸山古墳まるやまこふん (県指定文化財けんしていぶんかざい

 丸山古墳は、石岡市柿岡いしおかしかきおか高友丘陵たかともきゅうりょうにある古墳こふんで、全国ぜんこくでもめずらしい 「前方後方墳ぜんぽうこうほうふん」 というかたちをしています。おおきさは全長ぜんちょう55メートル・たかさ7メートルです
 昭和しょうわ27ねん(1952年)に発掘調査はっくつちょうさおこなわれ、かがみつるぎやりかたなぎょく豊富ほうふ副葬品ふくそうひん発見はっけんされました。つくられたのは古墳時代前期じだいぜんき(およそ1700〜1600年まえ)で、この地域ちいきおさめた一番初いちばんはじめのおうはかです。
案内板要約
丸山古墳(県指定文化財(史跡))

   所在地:石岡市柿岡4123
   指定年月日:昭和27年12月18日

 丸山古墳は、柿岡の高友丘陵にある前方後方墳で、大きさは全長55m・高さ7mです。古くから崇神天皇の第一皇子豊城入彦命の奥津城として伝承されてきました。
 学術調査が昭和27年に行われ、内行花文鏡、銅銭、勾玉、鉄刀、刀子などの副葬品が出土しました。前方後方墳という珍しい形や副葬品から五世紀初頭の築造と推定されていて、東国の古墳時代研究には欠かせない存在です。
( 登録No.054/04.01.20 2版 10.02.05 )