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東大橋原遺跡
 
案内板
東大橋原遺跡

   所在地:石岡市大字東大橋1603番地外

 東大橋原遺跡は、縄文時代から平安時代にかけての集落遺跡である。
 昭和52年から三次にわたる発掘調査により、縄文時代中期の住居跡4軒、土壙48基、古墳時代の住居跡2軒、奈良時代の住居跡1軒などが発見された。なかでも縄文時代の住居跡の一つは、土器制作のため使用された形跡があり、縄文土器焼成遺構としては、わが国で初めての発見である。
 発見された土壙の多くは、入口が狭く底が広がっているフラスコ状土壙と呼ばれるものである。一般に貯蔵穴とされているが、10個ほどの土器や、ミニチュア土器(祭祀用)が出土した土壙もあり、一部は墓穴として再利用したと考えられる。

   昭和60年3月
      石岡市教育委員会
      石岡市文化財保護審議会
( 登録No.050/04.01.05 )