大乗妙典日本廻国供養碑 (市指定有形文化財(歴史資料)) バナー
 
大乗妙典日本廻国供養碑
 
案内板
大乗妙典日本廻国供養碑 日本地図線刻入 (市指定有形文化財(歴史資料))

   所在地:石岡市大字染谷1111の2番地
   指定年月日:昭和58年7月28日

 この碑に刻まれている六十六部(六部)とは、法華経を書写し、全国六十六箇所の神社仏閣をめぐって、その法華経を奉納する行脚僧をいう。その起源については明らかでないが、中世から近世にかけて巡礼の流行にともなって生じたものと考えられる。
 伝承では、この碑は、須賀田庄右門が自ら日本廻国の成就を記念し、元禄七年(1694)に建立したものといわれる。現在もこのあたりは六部台と呼ばれ、六十六部との関連が知られる。
 大乗妙典日本廻国供養碑で詳細な日本地図が線刻されたものは、全国的にもめずらしい。

   昭和60年3月
      石岡市教育委員会
      石岡市文化財保護審議会
( 登録No.045/03.03.20 )