山崎の杜鹿島神社
所在地:石岡市大字石川字山崎601番2号
霞ヶ浦高浜入りの南岸に面した市内石川の突端丘陵は、古来山崎の杜といわれ、縄文、弥生時代の遺跡でもあるが、そこにはさらに直径約10mに及ぶ大円墳が築造されていて、頂上には古くから稲荷神社が祀られていた。 水戸藩第3代徳川綱條の時に、この風光の地こそ石川・井関両村の鎮守を奉斎すべき良地であると下命されるに至った。 そのため従来の稲荷神社を、やや後方の円墳上に奉還し、両村それぞれ別にあった鎮守明神を合併し、元禄9年(1696)社殿完成とどうじに鎮守され、以来鹿島大明神と称され、現在に至った。
◇祭神 武甕槌命 元村社 例祭は8月27日であったが、大正初年から10月14日となる。 境内は約1haで、現在は自然環境保全地域に指定されている。
<石岡の歴史と文化 平成8年3月発行>石岡市歴史ボランティアの会編集 石岡市教育委員会発行
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