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三村城跡
 
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三村城跡

  所在地:石岡市大字三村

 三村城は、府中城主大掾慶幹の次男常春の居城で、天正年間(1573〜1592)の初期に築城されたといわれる。
 常春は、府中の南方を防備するために、従来の館付近を中心に、改修・拡張を重ね、現在の三村小学校の敷地を中心とする一帯に城を築いた。しかし、天正二年(1574年)小田氏に攻められて落城し、城主常春も短い運命を閉じた。その墓は、城跡より東方約400メートルにある。また付近には菩提寺常春寺がある。
 現在も城跡を中心に堀の内・城構内・御城といった地名が残されており、城郭の規模・形態をしのぶことができる。

   昭和60年3月
      石岡市教育委員会
      石岡市文化財保護審議会
( 登録No.035/02.04.07 )