茨城廃寺礎石 7号 (市指定有形文化財(考古資料)) バナー
 
茨城廃寺礎石
 
メモ
茨城廃寺礎石 7号 (市指定有形文化財(考古資料))

   所在地:石岡市国府六丁目(清凉寺)
   指定年月日:昭和60年11月

 この礎石は、円柱座造出をもつ古い形式で、茨城廃寺の主要建造物の土台石に使用されていたものであり、古代寺院を知る資料として貴重なものである。現在まで確認できた礎石は7基で、清凉寺・平福寺・貝地地区内に移されている。
 茨城廃寺跡は、石岡市貝地二丁目に所在する古代寺院跡である。昭和54年から3次にわたる発掘調査により、約1町半四方の寺域の中に金堂・塔・講堂などの遺構が確認され、八世紀初期の寺院跡であることが明らかにされた。出土した遺物の中に「茨木寺」「茨寺」の墨書銘のある土器が発見され、この寺は茨木寺と呼ばれていたことがわかる。
( 登録No.031/04.10.05 2版08.11.22 )